| ライブに行けなかった人(僕を含む)には宝物のようなアルバム。「大変お待たせいたしました。アシュラテンプルです」という間の抜けたお姉ちゃんの紹介で脱力させつつ、1曲目から、あの“Inventions
For Electric Guitar”の名曲“Echo Waves”。20年の年月を経て外面上はのりも良くなり、クラブでかかっていてもおかしくない感じになりました。これはスティーブ・バレットのおかげなんでしょうね。しかし、核心の部分では変わっていないところがファンとしては嬉しいところです。ここでもハロルド・グロスコフの仕事は素晴らしく、特にシンバルワークが巧みです。そして15:15あたりからのギタープレイは最高としかいえません。ありがとうマニュエル、生きていてくれてありがとう。また、そのマニュエルを支えるラッツ・ウルブリッヒのギタープレイも綺麗です。“Twelve
Samples” は夢見ごこち18分。 “ Timbuktu”は何処となくユーモラスな佳曲。そしてラストを飾る“Niemand
lacht ruckwarts”は原曲をどういじればこうなるんだ?ってぐらいにドラマチックな曲に生まれ変わっています。
アシュラが単なるノスタルジアではなく、現在に生きるバンドだと証明したライブアルバム。ジャーマンロックなんて野暮ったいものは聞きたくないという人にも安心してお勧めできる1枚です。 |