| このアルバムからマニュエルの音楽は始まります。これまでは恋人Rosiの後ろに隠れていた彼が、大きく自分の顔を出したジャケットには自信がみなぎっています。ドラムなし、キーボードなし、全ての音色はギターだけで、あとはテープによるディレイやループによって全曲を構成。そのくせ難解な実験音楽などではなく、音楽として楽しめる上に、今のトランスミュージックと呼ばれる音楽の要素が十分につまっているという恐ろしいアルバム。こんなアルバムを1974年に、たった一人でつくりだした、この人って一体.....。
特に名曲といわれるのは1曲目の“Echo Waves”で、展開もなかなかドラマチックで飽きさせません。“Quasarsphere”は今までのアシュラテンプルへの鎮魂歌とでも言えるような哀愁が込もった音。“Pluralis”はちょっと冗長な感がありますが、ハイになっているとこういうのがいいのかもしれません。
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