| 全体的に現代音楽的な作品で、アシュラとしては異色のアルバムです。
もともとはニコなども参加したベルリンプラネタリウムでのコンサートのために作られた曲を、改めてスタジオで録音したものとのこと。その際、ボーナスとして“Dessert:
Eight Tracks”を加えたそうですが、この曲でのディレイを効かせまくったギターは砂漠に響き渡るかのようで印象的です。“1st
Movement: Two Keyboards”は砂漠の夜明けか、砂漠への到着を描いたような作品。テーマが砂漠であるためだと思いますがスティーブ・ライヒの“The
Desert Music”を連想させるミニマルなピアノ(もちろんサンプリングですが)の音色が印象的。“2nd Movement:
Six Voices”と“3rd Movement: Four Guitars”は“Inventions
For Electric Guitar”を連想させつつ、さらに表情豊かな作品。“4th Movement: Twelve
Samples”ではリズムも音色もエスニック。掛け声のような女性ボーカルのサンプリングも楽しいのですが、後半のコーランと思われる詠唱が感動的です。
砂漠好きの私は、この作品とエクトル・ザズー“Sahara Blue”、レイン・トゥリー・クロウの“Rain
Tree Crow”を「砂漠三部作」と呼んで愛聴しております(笑)。 |