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2005年4月 6日

KOSS Porta Pro

porta_pro.jpg
 使い道に困るヘッドホンだ。名前の通り、ポータブル用途とのことだが開放型のため音が漏れ、電車などでは使用がはばかられる。当然のごとく遮音性もないため、都会の雑踏では様々な環境雑音でまともに楽しむことができない。となると静かな公園でジョギングするときなどに使うということになるだろうが、KOSSの伝統なのか何か知らないがThe Plug同様ケーブルが細く、作りも折りたたむのが怖いくらい華奢なので、そのような用途では使い捨てということになりそうだ。それにしては価格が高い(7000〜8000円台で販売されることが多い)。使い捨るなら、せいぜい3000円台までだろう。

 それにもかかわらず、一部で熱烈に支持されるのは、言うまでもないことなのかもしれないが、その音が理由だろう。薄っぺらい発音部からは信じられない強い低音(重低音ではない)、かなり上まで出る高音。そして、それらに厚ぼったさがなく、輪郭がすっきりとしているため、分解能が高いわけではないが、分離感のよい見通しの良い音となっている。上品でも、高品質でもないが、おおよそのロックと分類される音楽には年代や傾向を問わず良くあう音だ。また、この音の傾向は、ポータブルの再生装置で弱くなりがちが部分を補う役目も果たしてくれるようだ。

 装着感は、心地よいとはいえないのだが、非常に軽量で、また、イヤーカップを3段階に角度調整する機能があり、側圧を換えることができる。お陰でつけているのを忘れそうになる。これも魅力かもしれない。

 この手のものとしてはインピーダンスが60オームと高めで、遮音性の問題もありボリュームを上げなくてはならなず、その分早く電池を消耗する。しかし、上記のような魅力から、自宅で何か作業をするときや、その延長で歩いて近所に買い物にいくとき、iPodに接続して気軽にBGMを楽しませてもらっている。

 なお、このPortaProには姉妹機(兄弟機?)のSportaProという機種があり、価格が1000円〜2000円程度安い。多少、機能や外見の差があるようだが、音の傾向は同一らしい。音だけで選ぶのなら、こちらの方が良いかもしれない。

投稿者 黒川鍵司 : 2005年4月 6日 16:26

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