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2005年4月 4日
昨日の昼間
昨日の昼間、秋葉原をふらついておりました。
まずは5555さんの高級ヘッドホンコーナーにオメガIIが入っていてびっくり。試聴させていただくと、あまりに自然な音に時間が経つのを忘れてしまいました。かかっていたのは私が好む分野の音楽ではないのですが、これだと聴けてしまいます。いつかはSTAX。その思いを強くいたしました。
その後もフラフラ。以前だったらPCのパーツ屋を巡っていたものですが、ラジオセンター、ラジオストア、ラジオデパートあたりに迷い込んで秋葉原らしさを堪能したり、見知らぬオーディオ屋さんに遠慮がちに入っていって、高級機の値段に驚いたりするのが今の楽しみです。この2つって秋葉原においては伝統的なもののように思えます。どのお店をみても、根付いてるなぁと思ったりします。
学生の頃3年間、秋葉原でバイトをしていました。働いていた場所は中央通りに面したゲームセンターでした。初めて半田ゴテを握ったのも、多少PCや電気のをこと教えてもらったのも、そのゲームセンターでした。バイト仲間も、それぞれに個性があるのですが、互いに反発するようなことはなく、楽しく過ごせました。
その3年間にも秋葉原はずいぶん変わりました。私が入った当初はPCの街でした。自作パーツ、メーカーPCの少しでも安価なものを求めている人たちの街でした。その後、一時期携帯、PHSの街になります。これまた少しでも安く手に入れようとする中学生、高校生であふれ返っていました。それまでの秋葉原と違って女の子の増えた時期でしたね。でも、これはすぐに終わってしまって、またPCの街に戻り、その次にやってきたのはオタク文化でした。その走りの頃に、私は卒業を迎え、しばらくは秋葉原から遠のいていました。
今、秋葉原を歩くとすごいですね。硬派と思っていたラジオ会館にも同人誌やフィギュアを扱うお店が入り、中央通りをあるいても、扇情的なアニメチックな女の子のポスターが所狭しと貼られたお店が並んでいます。また、あんまり似合ってないロリータファッションに身を包んだ女の子とすれ違うことも多くなりました。こんなとこに喫茶店ができたのか、と入ろうと思ったらメイド喫茶で、ほうほうの体で退散したなんてこともあります。
オーディオ屋さんは、昔に比べると減ったように感じます。私がバイトしていた頃は、もっといっぱいあったように思うのです。見るからに門外漢はお断りという雰囲気を漂わせたお店がもっとあったように思うのです。そのあたりは神保町の古書店街がスキー用品店に侵食されていったのと似ているのかもしれませんね。
そんなことを考えながら、小道をウロウロしていると面白そうなお店がありました。店頭には丸で囲まれた「音」という字が大きく張り出されています。小さな事務所のようなのですが、張り紙がしてあって「試聴できます」とあります。どうもちょっと変わったスピーカーを扱っているようです。ドアが閉まっていて、どう考えても気軽には入れないのですが、ここで通りかかったのも何かの縁と思いドアをあけてみました。
「すいません、まったくの冷やかしなんですが試聴させていただけますか?」
そんな私の変な第一声にも快く応じていただき、奥の試聴ルームに通されました。このお店、株式会社ファルさんで扱っているのはフラットスピーカーでした。音が縦にも横には180度で広がるので、スピーカーを対面させて音場を作るのだそうです。聞かせていただいて驚きました。本当に小さな発音部なのに音が立体的です。壁のどこかに別のスピーカーが隠されているんじゃないかと思うくらいでした。立体感の豊かなヘッドホンと身体で感じられるスピーカーの中間という感じです。途中でツィーターを追加した音も聞かせていただいたのですが不自然なく高音が追加され、よい感じでした。値段も常識外れというほどではなく、一番安いものならなんとか手が届く範囲です。非常に魅力的です。もしスピーカー購入するときには第一候補にしたいですね。耐久性も高いようで、湿気や乾燥にも強いとのことでした。他にも、いろいろご説明いただいたのですが、私は半ば上の空でした。「ああ、この音でKohntarkosz Anteriaを聴いたらたまらんだろうなぁ」とずっと思ってしまったもので。申し訳なく思います。
帰り際、ご名刺までいただいてしまいました。オーディオ関係の販売店の方って、皆さん親切ですね。
そんなこんなで気分の良い日曜日でした。
あ、そうそう、ファルさんでの試聴には、本当は予約が必要なようです。この記事をご覧になって行ってみようと思われた方は、ぜひファルさんのサイトからご予約を。
あ、オチはありません。これだけです。すいません。
投稿者 黒川鍵司 : 2005年4月 4日 10:59
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