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2005年6月 1日

Fantasmagoria メキシコBajaProg2005出演記念ライブ

 昨日、四ッ谷Outbreakで行われたFantasmagoria メキシコBajaProg2005出演記念ライブに伺った。リーダーのヴァイオリニスト藤本さんとは面識があり、素直な感想を書きにくかったりする。今回のライブもご本人からのメールで知ったわけであるし......。

 しかし、あえて書いてみる。

 まず、演奏のレベルは高いと思う。個々のメンバーはトップクラスとはいえないが十分にいい。しかし、バンドとしての噛み合い、もしくは絡み合いがいまいちである。特にヴァイオリンとギターにその傾向が強く、ユニゾンをとってもお互い別々に演奏しているような疎遠さを感じてしまう。せっかく対比となって、音楽の核となりうる楽器なだけに、この疎遠さは目立ってしまっている。

 曲の傾向も一本調子な気がしてしまう。いろいろとやってはいるのだが、緩急のとり方の間が悪く、焦点が定まらず、メリハリを感じられない。たしかに会場そのものが狭く、音が詰まってしまう傾向はあったにせよ、全体の音の見通しの悪さは曲のアレンジそのものの問題だろう。そこに前述の疎遠さが加わるのでメンバーがそれぞれ音を鳴らしているだけに思えて熱さを感じない。なので、見ている方も夢中になれない。

 リーダーである藤本のヴァイオリンについては、高レベルの音大生のような印象を受ける。確かにうまい。技術的にも安定しているが、演奏への集中力がどこかにいってしまうことがあるように思える。特に曲の終りにその傾向が強い。ロックのヴァイオリンならば演奏に熱狂する瞬間があってほしい。また何かしらの毒がほしい。デヴィッド・クロスのようなエモーションか、エスペラントのようなかっちりしたアレンジに乗っかってくるデカダンのようなものがほしい。

 藤本が、このバンドをどのようなものにしたいのかはわからないのだが、上記を考えるともう少しメンバーを減らしてしまってもいいように思う。極論としてはヴァイオリン、キーボードの2名のみ、そこまでできないにしてもギター無しのバンドにしてみればいいのではないかと思う。ギターが抜けた分ぐらいはヴァイオリンで補ってみせるくらいの気負いと必死さがあれば、もっとバンドらしくなるのではないかと思う。

 と、きつい事ばかり書いてきたが、半年くらいまえに見たときに比べれば、まとまりは出てきている。この先、どのように変化していくかを見たい気はする。言うまでもないことだが、もしこのままであるのなら、もう聴きたいとは思わない。

投稿者 黒川鍵司 : 2005年6月 1日 12:10

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コメント

サイトでLive録音を聞いてきました。細かいことは置いといて・・・頑張れ〜(^^;

プログレっぽいものは好きですが、やはり全体を通しての方向性が見えないっすね。
ちなみに私のバイオリンの評価基準は斎藤ねこさんだったりします。(^^;

投稿者 rabbitmoon : 2005年6月 1日 18:26

 メンバーも若いので、これから進化してくれると思います。<Fantasmagoria

 もう1年位して、ライブを二桁もこなしたら丁度聴きごろなのではないかとも思います。それまで残ってくれればですけども。

 斎藤ねこさんはお名前だけ知っています。演奏についてはどこかで聴いているのかもしれませんが、意識して聴いたことがないです。ロックでの私の基準は上記のデヴィッド・クロスとサイモン・ハウスでしょうかね。

投稿者 黒川鍵司 : 2005年6月 1日 20:55

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