CC > re:CC

« 戯言 | メイン | ご紹介を賜りました。 »

2005年7月17日

オーディオに対する態度

 すっかりヘッドホン、オーディオ関係のブログとなっている、このre:CCなのですが、このブログはオーディオマニア向けのブログではありません。私はいわゆるオーディオマニアではないのです。

 いい音が聴きたい―実用以上マニア未満のオーディオ入門という本には次のようにあります。

 オーディオ入門への投資額を、結婚指輪になぞらえて「給料の三か月分」と喝破したのは、オーディオ評論家の朝沼予史宏(あさぬまよしひろ)さんであった。
(中略)
 私が二十代半ばの青年で、月収が十五万円程度だとすると、予算は四十五万円となる。

 私のセパレートオーディオシステムの総額を出してみましょう。


  • プレイヤー(Marantz CD5400):18000

  • プリメインアンプ(Marantz PM4400):18543

  • スピーカー(TANNOY FUSION1):20762

  • スピーカーケーブル(Monitor Cobra2.5C)2mx2本:1600

  • スピーカースタンド(ハヤミ工産 NS-431):5496

  • インシュレータ(オーディオテクニカ AT6089CK):1980


合計 66381(税別)
総額 69700円(税込み)

 二十代半ばの例の6分の1以下ですね......。入門にも満たないってことなんでしょう。「そんなシステムじゃまともな音が出ないでしょ?」という声が聞こえてきそうです。確かにオーディオマニアの方からすれば、まともな音とは言いかねると思います。部屋がリスニングを中心に作られているわけでもありません。

 でも、自分の納得する音を出しているつもりです。確かに45万円だせばもっといいシステムを導入できるでしょう。100万円、それ以上ならさらにさらに「いい音」なのかもしれません。でも、視聴する限り100万円単位のスピーカーでも「確かにいいかもしれないけど、納得がいく音じゃないなぁ」と思うことが多々あります。10万円のスピーカーに感動してしまうこともあります。

 ありがたいことに、地の利があって、私は秋葉原にも、新宿にも足繁くいくことができます。おかげで試聴の回数も時間も多くすることができます。試聴である限りはとても手が出ないシステムを聴かせていただくこともできます。そうやって自分の好みの傾向を見極めて行くことができます。また、音だけでなく使い勝手も確かめることができます。

 そして、その傾向にそって、自分が使える金額で購入できるものをと捜した結果が上記のシステムになります。だから、愛着もわくし、聴いていて気持ちよいです。プアでチープなオーディオの楽しみとは、こういうものなのかなぁとおもいます。

 とにかくも、そういう態度ですのでオーディオマニアの方が見ても参考にならないでしょう。チープでプアなオーディオを楽しむ個人のブログなのです。

投稿者 黒川鍵司 : 2005年7月17日 20:09

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.ashrization.com/x/admin/mt-tb.cgi/150

コメント

オーディオを語る上で、費やしてきた金額を語るのも方向性の一つだと思います、
ですがその逆もまた然りです、この程度の投資でも良い音だぞ!結構な事じゃないですか。
本当に語るべきは、今自分が聴いてる音に満足、あるいは納得ができているかどうか、そこなのではないでしょうか。

投稿者 たっちん : 2005年7月18日 01:39

20代半ばで月収15万の頃って。。。20年ぐらい前?その頃の音質の相場を考えると言えなくもない感覚ですね。高級という冠が煌びやかに見えた時代だったと思います。水野晴郎のオーディオ部屋に憧れたのは・・・もっとずっと前でしたね(^^;)。そういえばタモリも・・・。
今は価格と音質のバランスが大きく変わっているので、一概に給料の?ヶ月分とは言えないでしょうね。

投稿者 rabbitmoon : 2005年7月18日 10:44

>たっちんさん
 私の意をくんでいただき、ありがとうございます。いまだにある、お金をかけないといい音は聴けない、もしくはアーティストの真の姿には触れられないというような考えに、努力すればいい音じゃないかもしれないけど、納得いく音は聴けるよと一矢報いたかったんです。
 お金のある人しか音楽を楽しめないなんて考え方は、受け入れがたいものでして。

>rabbitmoonさん
 この本、初版が2002年なので、そう古いわけではなさそうです。20代半ばというのをいくつと考えるかで、変わってきちゃいそうですね。大卒の初任給をしらべてみると18万〜20万円というところのようです。ここから保険やら所得税やらを引くと14〜17万円ってことでしょうか。初任給程度と考えると15万円はそれほど奇異ではなさそうです。

 オーディオが大人の嗜み、ステータスだった頃のお話ですね。<高級オーディオ部屋
 確かに音と価格のバランスは変化して来ていて、安くてもそれなりの音が得られますよね。だからこそ、もっと音楽を聴くってことに興味を持った人が出て来ていいと思うんですよ。それを「お金かけられないんだったら意味ないよ」的な考えで排除するのが嫌だなぁと思っている次第です。もちろんお金をかけたオーディオの音も目標として知っておくべきなのは言うまでもないのですけど。

投稿者 黒川鍵司 : 2005年7月18日 20:56

コメントする