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2005年8月20日

愛聴盤(その9)


 4人中2人がキーボーディストなどと言うと、きらびやかな、ある意味軟弱な音楽を思い浮かべてしまうだろうか? そんな予想に反する様な男臭さと硬派さがレア・バードにはある。

 このアルバムに収録された20分近い大曲「Flight」では、混声合唱が導入され、ラヴェルのボレロが引用されるが、一部のクラシック的な音楽に感じられるひ弱さに対して、歯向かっていく様な雄々しさがあふれている。

 この硬派さに大きく寄与しているのは、ボーカルのパワフルな声質とオルガンのひずんだ音色だろう。しかし、それだけだったら、この抜群に格好良い渋さは出ないわけで、バンド全体のセンスの良さ、まとまりの良さが、聴き手に気付かせない所で光っているのだと思う。

 最後にまったくの余談だが、このアルバム、キューブリックの映画「時計仕掛けのオレンジ」でチラリと姿を現す。もしご覧になることがあったら、捜してみるのも楽しいかもしれない。

使用ヘッドホン:ALESSANDRO MUSIC SERIES ONE、KOSS A/250

投稿者 黒川鍵司 : 2005年8月20日 16:48

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