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2005年10月18日

スター・ウォーズ エピソード3 / シスの復讐


 遅れに遅れ、ついこのあいだ観たという感じなのだが、もうDVDが発売されるという。せっかくだからレビューしてみる。

 映像技術の発達には目を見張るものがある。とくにオープニングの宇宙船の戦闘シーンでは、旧三部作からの時間の経過を思い知らされる。ただし、これが生身の戦闘、つまりライトセーバーでの闘いでのCGとなると、ちょっと不自然さが鼻につく。スピードの速いものは、良いのだがパルパティーンのローブの動きなどでは、CG臭さとでも言うべきものが感じられてしょうがない。ヨーダの表情についても同様。

 役者の中で光っていたのはオビ=ワン役のユアン・マクレガー。エピソード2では「どうだろう?」と思わせる部分があったが、今回はエピソード4のオビ=ワンにつながるのが納得できる演技だった。

 それにくらべるとアナキン役のヘイデン・クリステンセンは今回もいまいちだった。演技が漫画チックといえばいいのだろうか、それとも大げさすぎるというのだろうか。泣けるはずのシーンでも、彼の苦悩を感じるべきシーンでも、ただ力んでいるだけに思えて何も感じられない。もちろん演出の問題もあるだろうが、元々、彼に向いた役柄ではないのではないだろうか?

 ナタリー・ポートマンも同様なのだが、「レオン」ではあれだけ迫ってくるものがあっただけに彼女の問題ではなく、監督の資質の問題のようにも思えてくる。

 ストーリーもちょっと説得力に欠ける。アナキンがパルパティーンに従ってしまう件についても、別段、証拠を見せ付けられたわけでもなく、単に話として聞いたに過ぎない。これは「デューン 砂漠の救世主」を元ネタにしているとしか思えない展開(デューンシリーズはSWシリーズ全体の元ネタともいえるが)で、元のほうは、長い伏線の末、最後に実際にそのような現象を見せつけられ、揺すぶられるという筋書きになっているのに対し、たった数分の台詞だけでジェダイを裏切ってしまうこの物語に、納得できる観客はいるのだろうか? また、オビ=ワンとアナキンの対決にしても、なぜ死を確認しないのか? という疑問が観ているうちから沸いてくる。

 ということで、映画単体としての評価は私の中では低い。エピソード2よりはましという程度である。しかし、SWシリーズをなんとか6作揃いにしたという点では評価できるといえる映画である。なので、SWシリーズに特別な思い入れのない人にはお薦めしない。

投稿者 黒川鍵司 : 2005年10月18日 14:05

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