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2006年5月24日
聖骸布血盟
久々に通勤の車中で本を読んでみました。
トリノ大聖堂に襲撃を繰り返す舌のない男達。その目的とは? トリノに保管される聖骸布を襲った幾多の危機、そして、それがいかにして守り続けられたのか。なんて聞くとワクワクするのは、子供の頃から秘密結社だの、未解決事件だのに親しんできたためなのでしょう。
上巻はテンポもまずまずで、裏側に見え隠れする結社や同盟、そして歴史の中で翻弄される聖骸布、そしてその聖骸布に翻弄される人々の姿が読者を惹きつけます。惹きつけてくれるのは良いのですが、状景描写や、人物描写についてはおざなりな傾向があるので、事前の知識や想像力で補わねばなりません。下巻になると場面の転換が妙に多くなり、ごちゃごちゃしてくるわりに、内容の密度が薄くなる傾向があります。密度不足を補い、スピード感を出すために場面転換を多用したのだと思いますが、逆効果に思えました。また、物語の途中でかなりネタバレし始めていて、ラストに明かされる事実のショックみたいなものがすっかり薄くなっています。それを登場人物達に降り掛かる不幸な事件で、補おうとしているのですが、上述の人物描写不足と、急ぎ足の展開のために不完全燃焼に終わっています。
著者はこれが処女作とのことですので、上記の欠点については、これからに期待です。今回の作品については、聖骸布の歴史をフィクション(仮説?)を交えつつ、パノラマの様に見せてくれることが売りなのだと思います。サスペンスとしてはいまいちですが、この点では読む価値があると思います。車中で読む程度であればお薦め出来る作品です。
投稿者 黒川鍵司 : 2006年5月24日 00:56
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コメント
聖骸布ものということで惹かれて先日買う寸前までいったのですが、レジまでには至りませんでした(^^;
サスペンスとしてのおもしろさよりもネタの引き回しのおもしろさが肝という点では「ダ・ヴィンチ・コード」とおなじといったところでしょうか。
読んでみようかな。
ヘッドフォン・オフ会、まだ予定がはっきりしないのですが、都合がつけば参加させていただいてもよろしいでしょうか。ふだんはあまりヘッドフォンは使わない、趣旨からいえばはぐれ者ですが…。
投稿者 Waldstimme(WS) : 2006年5月24日 04:53
提出される仮説も含めてなかなか楽しめました。仮説やら伝説やらも含みつつ、聖骸布の波乱万丈を楽しませてくれるといういみでは合格点だと思います。
なんと! ご参加いただけるのですか! 実はお誘いするかどうか迷っていたのです。ヘッドホンというのは、私の中では、もう既に一種の方便になっていまして、基本的にはオーディオ関連の趣味を共有できる仲間の会という方向付けですので、Waldstimmeにご参加いただいてもまったく問題ありませんよ。後日、メールをお送りしますのでよろしくお願いいたします。
投稿者 黒川鍵司 : 2006年5月24日 08:36
上記お二人の緊密度にきーってなりながら割って入れぬオーディオの山谷。
せめて読書仲間の末席に紛れ込むべく、本読みます。
勉強します。
投稿者 ペンギン : 2006年5月24日 12:55
せっかくだからオーディオも始めてみるのはいかがです? 良く聴くアーティスト名と10万円程度振り込んでいただければ、最適な組み合わせをお送りいたします。旅費もお振り込みいただければセッティングも承ります。どうぞよろしくお願いします(すいません、嘘です)。
投稿者 黒川鍵司 : 2006年5月24日 19:19

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