« 近況 | メイン | ULTRASONE Edition9(β版) 先行試聴会に行ってきました。 »
2006年8月19日
Living Music
昨日は神田須田町のLiving Musicさんにスピーカーの試聴に伺いました。須田町といえば、戦火を逃れた奇跡の三角地帯の方に馴染みがあるのですが、こちらはそちら側ではなく1丁目。うなぎの「きくかわ」さんがあるので、美味しそうな匂いが漂っていたりします。
周囲はまるっきりオフィス街で、Living Musicさんのあるビルもオフィスビルでした。到着してエレベータで4階に向かいました。エレベータの扉が開くと廊下も何もなく、いきなり店舗の中。心の準備ができていなかったので、ちょっと戸惑ってしまいました(笑)。
さて、今回の試聴ですが、いくつか小型のスピーカーを聴かせていただきました。試聴スペースは、こじんまりとしていながらも、居心地の良く(ということは音の響きがちょうどいいということなのでしょう)、コーヒーをいただきつつ楽しませていただきました。インプレッションは下記の通りです。
■六本木工学研究所 MUSE S-2
いつも通り、「コム・デ・ギャルソン」を聴いてみると、大きさに似合わず、かなり力強い音。アタックが非常に強く感じられる音作りで、ちょっと荒々しすぎるかなぁと思ったのですが、マタイ受難曲をかけてみると、それが一変。声の重なりをかなり上手に、奇麗に描き分けてくれました。クラシック向けというご説明をいただいたのですが、確かにそうかもしれないと思いました。
しかし、曲によって表情がコロっと変わってしまうのはオーディオ的に面白いと思うのですが、オールマイティを求める人にはちょっと向かない可能性があるかと思います。はまる人ははまる音というところでしょうか。
■六本木工学研究所 MUSE S-1
大きさなどはMUSE S-2と変わらないのですが、スピーカーユニットが違っていて、音の傾向が全く違います。こちらの方がコンパクトにまとめているという印象を抱きました。MUSE S-2でクラシックを聴いてしまうのと、こちらにはちょっと物足りなさを感じたりもしますが、自然な感じです。ポップなものも、クラシックもという方にはこちらの方が良いかもしれません。
■Highland Audio ORAN4301(ピアノブラック)
かなり小型のスピーカーですが、音はなかなか。小さいスピーカーにありがちな低音での箱鳴りなどもなく、しっかりと音楽を味あわせてくれます。全体として上品さがあり、クラシックも満足に聴くことができました。弦楽器の表現力は、この大きさではトップクラスだろうと感じました。もちろんポップなものも十分に対応。非常に良いと思ったのですが、通常のもの( チェリーウッド、ウォールナット)に比べると定価で2万円近く高いのです。塗りだけの違いで? と思ったのですが、バッフルの厚さも、エンクロージャーの形状も異なりました。これがどのように音に影響を与えているのかは、通常のものを聴いてみるとわかりました。
■Highland Audio ORAN4301(ウォールナット)
良い音には間違いありません。全体的な傾向はピアノブラックのものと変わりません。しかし、ピアノブラック後に聴いてみると、高域の澄み具合が今一歩足りなく感じられました。もし、価格的に許されるのであれば、ピアノブラックを買った方が長い間楽しめそうに思えますが、2万円分の差があるか? と言われると悩ましいところがあります。たしかにバッフル、エンクロージャーの仕上げにしろ、塗りにしろ、丹念ですので、工業的に考えると「ある」ということになると思います。しかし、純粋に音楽を聴くということを考えると、2万円あればCDが10枚程度買えてしまいます。これをどう考えるかと言うところでしょうか。
なかなか一つに決めがたいスピーカーたちでした。コストパフォーマンスからするとORAN4301の通常タイプかなぁ。う〜ん、もう少し考えたいところですね。え? またスピーカーを買うのかって? いや、今回は私が使用するのではなくて、代理で機種選定を行っているだけなんですよ。まあ、それにかこつけて以前から気になっていたショップさんに伺ってみたというところであります。
スピーカー以外で面白いと思ったのは、お薦めとして10万円台のコンポの組み合わせがいくつかあることでした。以前作った質問で25万円の組み合わせを作るというのがありましたが、その価格でも結構苦戦します。ですから、10万円台でいくつかのバラエティーのある組み合わせ提供するというのは、なかなか難しいだろうなぁと思ったりしました。
なお、こちらのLiving Musicさんは完全予約制となっています。ふらりと立ち寄るとはいきませんが、じっくり試聴したいという方には、予約するだけの価値があると思います。
投稿者 黒川鍵司 : 2006年8月19日 08:54
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.ashrization.com/x/admin/mt-tb.cgi/301
コメント
着実に新しい物欲に火がついたらしい・・・と..._〆(.. )メモメモ
さすが、ゴーヤさんの弟子。(笑)
投稿者 rabbitmoon : 2006年8月19日 12:18
弟子って(笑)。
でも、確かに物欲はわきましたね。ピアノブラックのORAN4301には引かれるものがありました。あれとアーカムのSOLOをあわせたら似合うのではないかなぁと思いましたよ。
投稿者 黒川鍵司 : 2006年8月19日 15:29
弟子だ何てめっそうもない・・・(笑)
私のほうがキャリアは長いけど、探究心や好奇心の強さでは黒川さんの方が遥かに上かと・・m(_ _)m
既に、呪いの威力でもかないません。(^^;
投稿者 ゴーヤ : 2006年8月19日 17:30
何をご謙遜を。僕は動き回るだけで何もできてませんよ。コリドラスみたいにそこの方で泳いでいて、上の方の奇麗な魚たちに憧れているだけです。
呪いは......いまだ強力です!(笑)
投稿者 黒川鍵司 : 2006年8月19日 21:55
黒川さんの呪いが効いて、
本日ダイナの清水さんのところで
例のツナミちゃん購入してしまいましたぁ。
私の呪文は効かないんですかねぇ?
「カベコンアザラク…カベコンアザラク…カベコンアザラク…」
投稿者 エロ男爵 : 2006年8月20日 03:21
呪いって(笑)。
でも、あの価格なら買いでしょう。こうなると残るはペラペラだけですね。期待しております(と呪詛をかけておく)。
え〜っと、壁コンですか。以前からゴーヤさんからも言われているのですが、う〜ん。やりたい気もするのですが、それをやりだすと電源タップ、他の機器の電源ノイズ制御とかもやらなきゃならなそうで、怖いんですよねぇ。
ダイニングのi-deckからWishbone Ashの歌が聞こえてきますよ。
〜♪There ain't no easy money,There ain't no easy road♪〜
投稿者 黒川鍵司 : 2006年8月20日 11:33
おおっ、新たなスパイラルの予感?
ミイラ取りがミイラになる、よくある事です。うんうん。(^^;
投稿者 rx78 : 2006年8月20日 19:51
さて、どうなるでしょうね。実はもう一度試聴にいくことが先ほど、決まったんですよ。今度はどんな音が聴けるのか楽しみだったりします。
投稿者 黒川鍵司 : 2006年8月20日 21:18
Wishbone ash って・・・(涙)
”THERE'S THE RUB”好きだったな〜(^^;
透明感のあるツインギターが大好きでした。
高校生の時・・・30年前かよ・・・orz
投稿者 ゴーヤ : 2006年8月20日 23:05
Wishbone ash って・・・(涙)
投稿者 rabbitmoon : 2006年8月21日 06:24
Wishbone ash って…?(ォィ)
壁コン、やれるんなら真っ先に交換すべきかもー?
いやほら根元の部分ですから、
激変とまでは言いませんが、ね(・∀・)
投稿者 RIK : 2006年8月21日 19:19
>ゴーヤさん
「百眼の巨人アーガス」という題名なので、もっとヘヴィなものかと思っていたら、リリカルな美しさのある音楽だったので拍子抜けした記憶があります。今聴くと逆に響きますね。
>rabbitmoonさん
ゴーヤさんと同じく心の琴線に触れましたか。よかったよかった。
>RIKさん
え! ご存じないですか.......。年齢の壁?
いやですね、これで激変されても困っちゃうんですよね。今現在のバランス壊したくないのですよ。それに、私の中のある種の感覚が「それは違うんじゃないか?」と言ってくるのですよ。それもあって電源系はあまり手を出したくないんですよねぇ。
投稿者 黒川鍵司 : 2006年8月21日 20:59
>黒川さん
流石に生まれる前のバンドともなるとちょっと(^^;
ふーむ…、確かに何でもやれば良いってモノでもないですしねぇ、
15年位オーディオやって覚えた事の一つが、
何をやっても変化はする、
だがそれが良い方向に行くとは限らない、
自分の求める音が見えてない状況で幾ら変化させても、
質の向上は得られないし、前にも進めない。
まぁ基本なんですが、
気づくまでに結構かかりましたorz
投稿者 RIK : 2006年8月23日 03:05
「百眼の巨人アーガス」は72年発表なので、私も生まれてないですね。私は自分の生まれる前〜生まれた辺りの音楽ばかり聴いているのですよ。そうそう、調べてみたらWishbone Ash自体は現在も活動中だそうです。
アクセサリーについては、なんといいますか、足し算は簡単だけど、引き算は難しいと言えば良いんでしょうか。やっちゃうとやりすぎちゃうのですよね。そこを、どうバランスとって行くかという。そのあたりにも個性が出て面白いのですが、なかなか苦しい過程だなぁとも思います。
投稿者 黒川鍵司 : 2006年8月23日 06:40
壁コン交換、効きますよ〜
「カベコンマヤコン、カベコンマヤコン…
Wattaにな〜れ」
投稿者 Waldstimme : 2006年8月23日 19:42
うぅ、ここにも壁コンの伝道師が......。Watta? どこのメーカーだろう。
(google中)
万単位じゃないですか......(´Д`;)
投稿者 黒川鍵司 : 2006年8月23日 20:25
^^;
以前、程度のよいUSEDをヤフオクで買いました(それでも諭吉超えでしたが)。
電源周りに少し投資してた時期があって…。
ひさ〜しぶりにヤフオク覗いたら、PSE法のせいで壁コンの出品が新品も含めて恐ろしく減っていまっすね。
もしよろしければ、LEVITONのもの(2000円台のものですが)が余ってますが、送りましょうか?
変化の好みはともかく、どういう部分でどんな傾向に変化するかくらいはわかると思いますが。
投稿者 Waldstimme : 2006年8月24日 15:16
>Wattaにな〜れ
『RIK は既に watta になっている』
ウチだとデジタル系の壁コンがワッタのW-381+自作ベース+アコリバCFRP-1、
アンプ側がCSEのCON-4+アコリバCB-1ですのぅ。
プラグとIECインレットも使ってますけど、
ネジ受けがヤワいので最近はオヤイデに浮気中、
ワッタは中低域の密度感は良いんですけど高い(^^;
>アクセサリの足し算
どこかが良くなる反面、どこかが気になる、
それを修正する為に別のアクセサリを〜となると、
最終的に何処が問題なのか判らなくなりますからのぅ、
ウチは結局インシュレータの類は外して、
木製ラック+カーボンボードに落ち着いてます、
ahtohさんとかにあげた石英インシュや他のもアレコレ使ってたんですが、
なんか音が綺麗になりすぎる気がして、
結局使わなくなりましたゎ。
投稿者 RIK : 2006年8月24日 18:36
>Waldstimmeさん
なにいいだすかな、この人は。送るって......。うう、誘惑が。でも、管理人さんと相談しなきゃならないしなぁ。電気屋さんにも行かなきゃならないしなぁ。それに送っていただくくらいなら、取りに行きますよ。例の件のお話も含めて、一度お会いしたいですし。
>RIKさん
オーディオは何かを得ると何かを失うと、どなたかが言ってましたものね。多少味付けくらいんの気分で使う分にはいいですが、疑似科学的な理論に乗っかって数万円払うところまで逝ってしまう方も結構いますよね、この世界は。
投稿者 黒川鍵司 : 2006年8月24日 21:31
部屋を出るときに元に戻せは最初の関門はクリアでしょう。
第2関門は…、黒川電気商会でもやってくれるとおもいます。
件のことは、週末にメールいたします(^^\
投稿者 Waldstimme : 2006年8月25日 17:24
例のものですが、まだご指示いただいた量の1/5に満たない量です。抜本的な見直しが必要に思えてきました。
電気屋さんは近所にあるので、まあ、別にそれほど関門ではないのですけれど、なんか面倒でしてね。元々、引き蘢り系ですので、あまり人を家に入れるのが好きでないということなんですけれど。
投稿者 黒川鍵司 : 2006年8月25日 21:31
ORAN4301の所有者です。
寝室用に購入しました。
このサイズをご希望であれば、一押しです。
変に癖がなく、無理なく、まとまっていますので、
聞き疲れしません。
投稿者 柊人★拓人 : 2007年4月 7日 11:35
コメントをいただきありがとうございます。
あのサイズと仕上げ、そして落ち着いた音の具合はなかなかいいと思っていたのですが、去年末、JBLのCONTROL 1Xをジャンクで入手してしまい、それがサブシステム用になっています。ORANとはまったくタイプが違いますが、うちのメーンとも対比的で、良いコントラストになっているかなぁと思っていたりもします。
これがなかったら、ORANに行っていたんだろうなぁ。
投稿者 黒川鍵司 : 2007年4月 7日 21:11

コメントする