2006年10月 1日
三度目の― Living Music
前々回、前回と試聴させていただいたLiving Musicさんに、またも伺ってきました。MUSE S-1,S-2販売開始となり、チェリー付き板のS-1C,S-2Cも完成したという、お知らせをいただいてというわけなのです。いや、実際には居心地が良いので理由を見つけて伺ってしまったというのが本音でしょう。
さて、3度目のインプレッションです。
■MUSE S-1
前回も外観以外は合格点としたS-1ですが、今回は更に良くなっている様に感じられました。音の滑舌の良さと滑らかさが両立しており、高低のバランスが良く、オールマイティさを備えています。その滑らかさ、バランスの良さのお陰なのだと思いますが、スピーカーの前15cmにいっても、ツィーターとウーハーの分離を感じさせませんでした。
外観については通常のもの(ナチュラルカラー)とチェリー仕様できたことで、選択の幅は広がったと思いますが、やはり今一歩というところでしょうか。QUADのLシリーズのような仕上げだったら......と思ってしまいますが、そうすると価格が上がってしまうでしょうね。
■MUSE S-2
以前は荒々しく感じられた部分がスケール感の大きさに変わっていました。何か変更を加えられたのかと思ったのですが、そうではなく「A&Vフェスタ2006」出展時の鳴らしこみが効いているようだとのことでした。「コム・デ・ギャルソン」の1,2曲目の低音でも箱なりなどはなく余裕を感じさせます。この低音、鳴らすだけならできる小型スピーカーはかなりあるのですが、しっかり音として、団子状にも鳴らずに伝えられるスピーカーは結構少ない様に感じます。S-2はその少ないスピーカーの一つと言えるでしょう。今回は意地悪のつもりでストラヴィンスキーの「ペトルーシュカ」と「火の鳥」なども聴いてもみたのですが、難なくこなしてしまいました。スケール感もあり、音楽のレイヤーというか奥行きも上手く表現していました。しかし、S-2では、クラシックでは上手く行ってもポピュラーはどうだろうという点があったのでイーグルスの「ホテル・カルフォルニア」も聴いてみたのですが、これも自然で、ロックらしい熱さも感じさせてくれました。
もちろん、50万〜数百万のスピーカーのそれに匹敵するなんてことはありませんが、20万円前後のトールボーイなどとはいい勝負をしてくれそうに思います。
いつもの通り傍若無人に試聴をさせていただきつつ、企業秘密だろうと思いながらも、チューニングについても質問させていただきました。もちろん、ここであかせる内容ではないのですが、まとめると僅かなことでも大きく音が変わるということになります。私の様に聴いて文句をいうだけの人間は楽なものだなぁと反省もしたりして。
今のところ「A&Vフェスタ」のような催しがない限り、Living Musicさんでしか試聴出来ないスピーカーな訳ですが、試聴するだけの価値は十分あると言えます。ブックシェルフスピーカーの購入を検討されている方は一度、ご予約をされてみることをお薦めします。
投稿者 黒川鍵司 : 2006年10月 1日 10:47
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コメント
Living musicは行ったことないのですが、
歩いても行けるし、今度行ってみようかな。
投稿者 Waldstimme : 2006年10月 2日 22:35
国内の小さなメーカーもがんばってるなぁという実感は得られるのではないでしょうか。数値ではなくて、音楽性に重点を置いているという辺りも嬉しいところではないかと思います。
投稿者 黒川鍵司 : 2006年10月 3日 22:17
こちらでははじめまして
star-dustと申します
こっちにはまともに試聴できるところがないですので、気軽に足を伸ばせるような場所に確かなこだわりを持ったオーディオショップ(メーカー?)があるという環境にすごくあこがれます。
黒川さんの感想を読んでいると、なんか無性にMUSE S-1が欲しくなってきました。うちはスピーカーを鳴らせる環境じゃないのに(笑)
投稿者 star-dust : 2006年10月 6日 08:30
S1はステレオ誌でS2はSS誌で絶賛されてますね。
オーディオは小さなメーカーが頑張ってこそ面白い。
期待したいですね。(^^)
投稿者 ゴーヤ : 2006年10月 6日 18:59
>star-dustさん
初めてな気が全然しないですね(笑)。最初のスピーカーとしてS-1というのは非常に良い気がします。とりあえず、アンプは国内メーカーのものであれば安いものでもしっかり鳴らしてくれると思いますよ。
そういえば今日帰宅の電車で、向かいの20代半ばくらいの女性がE500をしてました。ちょっと驚いちゃいました。
>ゴーヤさん
価格を無視しても、なかなかの音だと思います。あのサイズから、あの音ならOKという感じです。あとはデザインですね。ソナスやピエガとは言わないまでも、もう少しスマートさがあればアピールするものも大きいと思うんですけどね。
投稿者 黒川鍵司 : 2006年10月 6日 22:55

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