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2006年10月22日

愛聴盤(その14)


 ダイナミックオーディオ5555さんにはよく伺う。各階でいろいろな音を聴くことができるわけだが、私が最も好きな音は6Fの入り口に近い部屋(East PASSIVEという部屋らしい)の音である。入った瞬間に静けさと落ち着きの中に、自然に音楽が流れていくのが感じられ、落ち着いてしまい長居してしまう。「こんな音が自分の部屋で出せたら良いな」と思いつつ、いつも通りの厚顔さを発揮してソファに座っていると、この階を担当される東さんがいろいろと、アナログディスクも取り混ぜて音楽を聴かせてくれる。なんと、ありがたい空間だろう。
 クラシック、ジャズボーカル、ビッグバンドと来て、東さんが「この部屋でロックは聴いたこと無いでしょう?」と仰る。確かに無い。そこでかけていただいたのが、このフラワー・トラベリン・バンドだった。
 狂おしいほどの情念的な重さが目の前に現れた。ハイトーンの男性ボーカルに、うねるようなギターが絡む。ギターの奏法はシタール的というべきか。これと似たギターの音はポポルヴーの「ガラスの心」でも聴けるが、あの音には、陶酔感はあれど、ここで聴けるような虚無感のようなものまでは感じられない。初期のクリムゾンとサバスを足して土俗味を振りかけたらこんな感じになるのではなかろうかと思わせる音楽だった。
「ボーカルはジョー山中でね、ほらこんなアフロヘアーだったんだよ」
 差し出されたライナーを見つつ唖然とした。これだけの音楽が日本に、それも70年代にあったのかと。その驚愕を胸に、CD店に駆けつけて購入した次第。
 これだけの衝撃を与えてくれる音楽に出会わせてくれた東さんに感謝しつつ、「だから試聴は止められない」と思ったりする。

使用ヘッドホン:ALESSANDRO MUSIC SERIES ONE
(できれば、スピーカーで、多少大きめの音で聴いて欲しい)

投稿者 黒川鍵司 : 2006年10月22日 08:59

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コメント

相変わらず文章がお上手です・・・
一瞬雑誌のコメントを読んでるかの
錯覚を覚えました。
私もよくダイナさんには伺います。
が、私程度の初心者ではいつもドキドキしながら
試聴させていただいてますw

こんな形ですてきな音楽に出会えるのは
すばらしいですね〜。
うらやましいです^^

投稿者 Chris : 2006年10月22日 12:52

 お褒めの言葉をいただきありがとうございます。上手く書けているのだとしたら、それこそ、このアルバムの力のお陰だと思います。
 Chrisさんもダイナさんに良く行かれるのですね。もしかしたら、すれ違ってるかもしれないですね。環境の良さもあって、行くとつい長居してしまって、ご迷惑をかけてるなぁと思っております。
 試聴では、知らない音楽との出会いがいっぱいです。もともと70年代欧州ロック派なので、一般的と言われるクラシック、ジャズの名演をしらなかったりするのですよ。

投稿者 黒川鍵司 : 2006年10月22日 20:16

フラワートラベリンバンド、ジョー山中・・・おじさんは思わず反応してしまいます。(^^;

紫とかクリエーションとか、この時代の日本のロックにも面白いものは結構ありますよ。(^^)

投稿者 ゴーヤ : 2006年10月22日 22:38

 紫は名前だけ知ってますね。
 それにしてもよくわからないのは、知るわけも無いこの時代(70年代)に引かれる自分ですね。幼児体験って奴なのかなぁ。
 70年代日本のものはもう少しチェックしてみたいと思いつつ、はずれを引くのが怖くてなかなか。

投稿者 黒川鍵司 : 2006年10月23日 20:44

ジョー中山は(・∀・)イイ!!ですよね。定番なら、「人間の証明」のテーマでしょうか。一時期レゲエにも染まっていましたね。良くも悪くも70年代の陰を持っている人だと思っています。
SHOGUNとかSPECTRAMだとかもよく聞きました。今聞いても(・∀・)イイ!!です。コピーしようとして死んだ経験あり(笑)。メチャウマです。

スピニング・トゥ・ホールド聞きたくなりました。(^^;

投稿者 rabbitmoon : 2006年10月25日 09:28

あ、
× SPECTRAM  ○ SPECTRUM
ですね。

投稿者 rabbitmoon : 2006年10月25日 09:29

 SHOGUNは「俺たちは天使だ」と「探偵物語」でしたっけ。2作品とも主役を演じた方は逝去されていますね。SPECTRUMは角をはやしていた人がいたような。覚えているけれど、具体的に曲名が言えない自分がおります。でも、聴くと「あー! あれだ!」ってなるのですよね。
 

投稿者 黒川鍵司 : 2006年10月25日 21:10

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