2007年5月13日
CD短評
今回も言い訳なし。
最後は天使と聴く沈む世界の翅の記憶
惜しい。世界観、音楽性はひどく好みなのだが、ボーカルがいかんせん力量不足。これで、ディヨン・ユンかジュリー・クルーズの半分程度でも上手ければ、全アルバム集めただろうが、この状態ではできの良いアニソンだ。と思って調べたら本当にアニメ関連で使われているらしい。
Yr
神宮前の月光茶房さんで教えてもらった一枚。清涼感のあるギターがメーンだが、途中からの展開が、やけにプログレっぽく、メロトロンまで聴こえてくる。メセニー、もしくは足立兄弟が好きな人には受け入れられる音楽だと思う。
OK Computer
一時期、日本の若いバンドが全部似たような音楽をやっていて、誰の影響なのだろうと思っていたのだけど、これを聴いてRadioheadが、それだったのだと知った次第。楽曲の完成度は高く、アルバムのトータルイメージも確固たるものがあるが、ボーカルが線が細い割りに癖があり、そこが好みを分けると思う。私はあまり好きじゃない。
Juju
ボーカルにせよ、ギターにしろ、ドラムにしろ、The Scream以上に闇を増したSiouxsie & the Banshees。高熱にうなされて見た夢というような曲が並ぶ。ここまでいったら、次からはここから浮上して、明度を増していくしかないだろう。
Gregorio Paniagua: La Folia
「古代ギリシャの音楽」「タランチュール」とあわせてパニアグワの3つのアルバムが比較的入手しやすくなったわけだが、どれも二つの見方ができると思う。オーディオマニアにとっては「超優秀録音盤」、音楽を聴く人にとっては「悪意とメランコリアの饗宴」。どちらとして聴くかは受け手次第。
Scale
ダイナミックオーディオ5555の5F佐藤さんに教えてもらった一枚。軽妙さとロマンティズムが、どこか冷めた視点の下に、エレクトロニックな、もしくはアンプラグドな響きに彩られている。メカニズムと人間の有機性の一体化というとH.R.ギーガーが浮かぶが、それとは対極の軽やかな一体化を提示しているように思える。
X&Y
有名どころなので、なんとなく買うのを倦厭していたのだが、聴いてみて、もっと早く買っておくべきだったと感じた。U2やRadioheadの影響はもちろん感じられるが、それらを上手く消化していて、ブリティッシュポップのアイコンとなりえる音楽となっている。どことなく、ピーター・ガブリエルを髣髴とさせるボーカルも私には好印象。
ベイシー・イズ・バック
私がどうのこうの言う必要はないのだろうけども、録音は最良の部類で、演奏の乗りも流石の一言。ビッグバンドを聴いてみたいと思ったら、最初に購入して欲しいぐらいのアルバム。でも、こういう演奏を聴いてしまうと、オーディオの前に座っているなんてまどろっこしいことはやってられずに、とっとと会場へと走りたくなってしまうかもしれない。
とりあえず、こんなもんで。
投稿者 黒川鍵司 : 2007年5月13日 10:37
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