2007年5月21日
KRYNAさんに伺いました。
先日のハイエンドショウで気になったELECTROCOMPANIET。見た目の格好よさに惹かれまくったのですが、ショウではサイレントコーナーだったので、音が聴けなかったのです。せっかく、あの姿を見たのですから、音が聴きたくなるのが人情というものです。というわけで、昨日、KRYNAさんに伺うことにしました。
町田ということだったのですが、私の家からは結構な遠さでして、いろいろあって片道2時間以上かかってしまいました。また、最寄り駅となっている成瀬駅からも、本気で歩いて15分程度の距離でして、お店が目に入ったときには「や、や、やっとついた......。」と心の中でつぶやきましたとも。
さて、そんな思いをしつつ、お店のドアを開けると、一見のお客にすぎない私を、笑顔で迎えてくださいました。社長さんからも「ようこそおいでいただきました」と声をかけていただき、ハイエンドショウで製品を説明していただいた女性の方(後で知ったのですが、社長さんの娘さんだそうです)からも声をかけていただきました。「ELECTROCOMPANIETを聴きに参りました」とお伝えすると、二階に案内され、店長の鈴木さんにご対応いただきました。
まずはELECTROCOMPANIETの三点セット+KRYNAさんのオリジナルスピーカー(D502だったかな?)に加えて、やはりオリジナルのDACを加えた構成で聴かせていただきました。音の傾向は低音に重点を置いたピラミッドバランスで、低音の実体感が濃密でパワーがあります。しかし、だからといって、他の音域がマスクされることはなく、華やかさもあり、音の立ち上がりもスピーディー。低音が強いスピーカーにありがちな濁りも感じませんでした。こう書いてしまうと「ロック向け?」と思われてしまいそうですが、ピアノにも一音一音の沈み込みがしっかり表現されていたので、クラシックやジャズもかなりいけるオールラウンドさがあります。ただこれが、ELECTROCOMPANIETのカラーなのか、それともオリジナルのスピーカー+DACのカラーなのかがちょっと判断がつきません。
というわけで、次に、DACを外していただき、ELECTROCOMPANIETの三点セット+オリジナルスピーカーでお聴かせいただきました。先ほどと比べると、基本的な方向性がまるっきりかわってしまうということはないのですが、多少温度感が下がる気がしました。音の立ち上がりの良さや濃密さ、濁りのない雰囲気は継続しているのですが、上の方で角が取れたような落ち着きが漂います。北欧メーカーというのが納得できる気がする音で、自宅でゆったりと聴くにはこちらの方がよいかもしれません。これが、ELECTROCOMPANIETのプレイヤーの音なのでしょうね。大人なプレイヤーという感じでしょうか。
その他にもKRYNAさんオリジナルのアンプなどもお聴かせいただきました。真空管のモノブロックのパワーアンプと組み合わせで、離れたところに黒いボックスが二つ並べておいてありました。なんでパワーアンプが4つも? とおもったらプリアンプとのこと。ボリュームなどがついていないボックスの方は電源部だったのです。その姿だけでも、かなりこだわる方向けの製品、玄人向けということが伺える製品でした。
また、オリジナルのアクセサリーでは吸音材のKQが気になりました。吸音材というと大掛かりなものが多く、値段も高いものが多い訳ですが、それらに比べると、かなりリーズナブルで、大げさとならない製品でした。惜しいなぁと思ったのは色が白しかないことでしょうか。ほかの色もあれば部屋に合わせて選べ、部屋の雰囲気を壊さない吸音材になるのではないかなぁ。そのほかのアクセサリー類も、使いどころがハマれば、かなり効果的ではないかと思えるものもいくつかありました。
あと一つ気になるプリアンプがあったのですが、まあ、それは内緒ということで。
扱っている製品にしろ、音へのこだわりかたにしろ、なかなかユニークな視点とセンスのあるお店だと思いました。こういうお店がもっと増えると日本のオーディオも、もっと面白くなりそうです。
あ、そうそう、これからいってみようという方へなのですが、徒歩でいかれる場合は、成瀬駅から歩くよりも、町田駅からバスを利用された方がよいとのことでした。バス停がお店の前にあるので、私のように必死に歩く必要はないそうです(笑)。
投稿者 黒川鍵司 : 2007年5月21日 22:29
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.ashrization.com/x/admin/mt-tb.cgi/411
コメント
うちのAW100DMBも書かれているのと同じ傾向ですので、スピーカーではなくそれがELECTROCOMPANIETの音の特徴だとおもいます。
ちなみに、たぶんそのオリジナルのDAC、わたしの使っているものと同じだとおもいます。
投稿者 Waldstimme : 2007年5月21日 23:13
確かココはマグネシウムインシュレータを開発した所だったと
記憶しています。
実はウチから原付で30分もあれば行ける距離だったり、珍しく
AH!を取り扱っていたりと結構面白そうなので一度は
行ってみたいと思うのですが、ちょっとヘッドホンオンリー派には
敷居が高く感じてしまいますね。
投稿者 しゃけ : 2007年5月22日 00:52
>Waldstimmeさん
KRYNAさんオリジナルのアンプの組み合わせでも似た傾向がありました。押し出し感はオリジナルアンプの方が強くて、濃密さはELECTROCOMPANIETに軍配という感じでした。どちらにせよ、このショップさん、音に対するブレがない気がします。
そして、あの傾向がロイヤルタワーにどんな彩りを与えているのか。う〜ん、気になります。いや、つまり試聴希望(笑)。
>しゃけさん
その通りです。<マグネシウム
以前はクリプトンという社名でらっしゃいましたね。同名の会社さんがあって、紆余曲折の末、今の名前に落ち着いたようですよ。また、この会社さんの中も分かれていて、製造のクライナプロ、小売りのクライナという具合のようです。
ユニクロのジーンズにピンクフロイドのTシャツという、いかにも冷やかしですという出で立ちの私にもご親切にしていただきましたから、サイトで見るほど、敷居は高くない気がしますよ。一度行かれてみては? ヘッドホンオンリーの方にとっても得るものはあると思いますよ。
投稿者 黒川鍵司 : 2007年5月22日 21:49
いつでもどうぞ(^^
いままで、Royal Towerの限界だろうと思っていた部分がちゃんとドライブされていて、このスピーカの潜在力は思いのほか高いこと再認識させられました。
投稿者 Waldstimme : 2007年5月23日 00:39
うちのスピーカーもなんですが、「おいおい、まだついて来れるのかよ」って驚くことがありますね。小型のブックシェルフでも過剰かな? ってくらいアンプをおごってあげると、すごいことになったりしますし。
では、6月くらいに再訪させていただければと。あの人がまた妬くでしょうけど(笑)。
投稿者 黒川鍵司 : 2007年5月24日 19:56
では6月の都合のよい日に。こちらも、妬かれてるうちが華ということで(笑
Counterpointのプリもコンデンサとトランスを交換していい感じに仕上がっています。
投稿者 Waldstimme : 2007年5月25日 01:14
華ですね。華。…くっ。
音の会は参加させていただけたとしても邪魔な障害物にしか
ならないでしょうが、飲む打つ買うなら参加できますよ。えぇ。
投稿者 mayachee* : 2007年5月25日 07:31
>Waldstimmeさん
では、6月中旬をめどに。当方の試聴はまだ途上なので、もう少しお時間をください。秋口には整うと思いますので。
>mayachee*さん
あれ? 今度こそご一緒できるのではなかったの? お姉様。
投稿者 黒川鍵司 : 2007年5月25日 22:01

コメントする