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2007年8月13日
CD短評
アナログも加わっているのに"CD短評"とは、これ如何に。
サラ・ヴォーン・アンド・ザ・カウント・ベイシー・オーケストラ
ゴージャスなボーカルとゴージャスなバンドの競演。徹頭徹尾、ビッグバンドの魅力に満ちているけれど、できれば、ピアノとボーカルのみの曲もあれば緩急が効いたのでは? とも思う。
Rest Proof Clockwork
エレクトロニカ。でも、どことなく郷愁や叙情が伴う。ヒップホップの隠し味もあるが、それがコケティッシュさを増す結果となっているのが好印象。
ライヴ・アット・マウント・フジ
ライブとは思えないシンプルさ。一歩間違えばジャケット同様、チープと受け取られかねない。もちろん、この簡潔さと同居しているスタイリッシュさにはさすがと思わされるのだが、もうちょっと熱さも欲しい。「Ashra」として来日したら、かなり違うのだろうけど。
Ub-X
橋本一子は名前だけは知っていたのだけど、演奏を聴くのは初めて。歯切れの良いピアノと、スキャットとウィスパーの間というような声が醸し出すスピード感はなかなかのもの。そのスピード感が、シンバルの表情のなさによって、単調と感じられてしまう瞬間があるのが残念。
ベートーヴェン:交響曲第9番
私がもっているフルトヴェングラー、バレンボイムのものとは異なり、早春の風ような颯爽さに満ちた9番。こういう演奏は、いわゆるオーディオファイルには受けが悪いだろうけれど、演奏の細やかさは随一だと思う。
Future Days
以前もっていたCDと比べると一皮、いや、二皮くらい剥けた気がする音質。またしてもリマスタリングの力を思い知った。内容はドイツ・エクスペリメンタル・ロックにおいて、ashraの「New Age Of Earth」と並ぶ天上の心地よさ。
cure jazz
UAの声とサックスの音には、共通した掠れのようなものを感じる。その意味で相性は良いと言え、色気と穏やかさが同居している。もうちょっと毒があっても良い気がするが、アルバムタイトルにしっくりくる内容。
Ballett 1
観念的重厚さには、いまいち欠けるが、オーケストラ的な音作りが「X」などを思い出させる。冒頭のエキセントリックなボイスもなかなか効果的。以前のシュルツファンにも納得できるアルバムではないだろうか。
魔物語
アナログで購入。CDでは小さくて、それほど感じないが、このジャケットはかなりエロティック、いや、というよりも卑猥だと思う。彼女の歌声を聴いていても「ケイト・ブッシュは子宮で歌う」という言葉が頭を離れない。
Treasure(紙ジャケット仕様)
アナログで購入。耽美派と称されていたものだが、今の立場からすれば元祖シュー・ゲイザーとなるのだろうか。エリザベス・フレイザーの声の使い分けはひどく適切。無機質なバックに聖歌と卑歌が交錯する。
Welcome to the Pleasuredome
アナログで購入。トレヴァー・ホーンの傀儡バンドだったわけだが、それ故のどぎつさとねじくれ具合が、音楽にも出ていて、とても派手で力強い。我がアナログ環境のデモディスクに決定。
投稿者 黒川鍵司 : 2007年8月13日 21:37
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コメント
unica名では、とっても久々の書き込みに。
いえ、どっちがどうとか、特に意味はないんですが。(笑
コクトーやリズ、本当に久し振りに名前を目にした気がします。
Treasureの『Lorelei』を愛してやまない分、アナログで御購入とのお話にひたすら頷きながら、音質的な観点から言えば、デジタルに寄った音源(という表現でいいのか…)の本作は、もしかしたらアナログ向きではないのかも知れないと、ちょっぴり思ってみたり。
でもまぁ、この当時の4ADのジャケットデザインが23エンベローブ作品なので、そういった意味でもアナログが良いとひっそり主張を。
そーいえば、CDになってからジャケットで買うということができなくなりました。黒川さんは如何でせう?
投稿者 unica : 2007年8月14日 19:38
デジタルでも、アナログでも、究極的に趣味を突き詰めれば似たものになるように思います。どちらを進んでも結局は、個人の趣味が表出しますから。
ただし、ジャケットに関してはアナログの勝ちですね。これだけは大きさの問題ですので、どうしようもないかと。CDでこれを目指すなら、デカジャケよりも、ポスター付きで行くしかないかな。
もともとジャケ買いってほとんどないんですよ。店頭で思いついて買う場合って、参加メンバーとか、エンジニア、プロデューサで買うことがほとんどです。
投稿者 黒川鍵司 : 2007年8月15日 22:11

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