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2008年4月26日

その問題に関して。

 時事問題を語るのは好きではないのだけど、とりあえず、断章的なことだけは書いておこうかと。

 我々は中国を含む東南アジアの人々をStyxの"kilroy was here"のミスター・ロボットのように"使用"しているのではないだろうか。いわゆる"価格破壊"は彼らの存在なくして、存在しなかったはずだ。その証拠に、ほとんどの価格破壊製品は中国などで生産されている。

 でも、彼らに「価格を下げてくれてありがとう」と感謝を述べる人はいない。なぜならロボットに感謝など不要だからだ。

 ロボットには感情もないし、ただ作るだけだ。だから安くはなるが、そこにクラフトマンシップない。量産するだけだ。それに感謝など必要ない。安く買って消費すればそれでいいのだ。

 本当にそうなのか? 彼らはロボットなのか? いや、そうではない。彼らは人間で、生活があり、家族があるはずだ。

 そうして、彼らを人と認めたとする。いわゆる人権だ。
 
 結果、いままでの生産物の安価さは存在しなくなる。その安価は結局、人材、人件費の格差を利用したものに過ぎず、それぞれが平等となれば、大きな格差は存在しなくなる。

 つまり、中国に人権問題の解決を求めるなら、いままで享受した安価な生産物が得られないことを覚悟すべきだ。格差によって得てきたものをそのまま得ること欲しながら、全世界の平等を求めるのは真の意味で偽善だろ?

 私が言えるのは、ここまで。

投稿者 黒川鍵司 : 2008年4月26日 21:16

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コメント

そうは言うがな、大佐・・。

「いままで享受してきた安価な生産物」ってのが結局のところ値段以上か相応かなんて
言う答えはそれなりに出ていると思うし、それと人権の問題ってのはどこかしら俗世か
ら剥離している気がするのは俺だけなのかねぇ。

俺が思うにね、奇麗事と世間の理ってのはその中間点で矛盾を孕んだメッキみたいなも
ので、見た目明らかに剥がれていたとしても、見て見ぬ振りをするものだって教えられ
た気もするんだけど・・・はて、どこでそんなことを教えられたことやら、と、とんと
皆目検討がつかない。どうしたもんだろうね。

とか無駄に綴ってみました。サーセンw

投稿者 びぃ : 2008年4月27日 01:01

 えーっと、いうまでもないことなんでしょうが、わかりやすく矢印で答えますね。

ある製品がつくられる。

いくつかの企業が同じ用途に使う製品を売り出す。

売れるには差別化が必要になる。

大量生産品では下げられるコストは決まっているので、人件費を下げるべくオフショア化。

みんな同じことをするので、さらにコストを下げて差別化。

品質劣化。

 安価なものはこうして出来上がるわけですね。蟹工船の世界ですな。

 で、私がここで言いたいのは、人権がどうのこうのではなく、「人権は尊いものだ!」→「それを蹂躙する中国は悪いやつだ!」という人と、「ある品物がほしい」→「同じ用途のものなら、ネットでのなんでも駆使しして、1円でも安いほうで買う」という人が同一人物であることが多いということです。

 自分がどこかで加害者に加担している部分があることをわすれて(無視して)、加害者を非難するという方はよくいらっしゃいますな。「若者たちの勤労意欲が心配だ」なんつうこといいながら、年金を1円でも、可能なら、自分が払った以上にもらおうとする方とかね。

 とうだうだとご返信差し上げました、コメントありがとうございました。

投稿者 黒川鍵司 : 2008年4月27日 03:25

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