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2008年6月 9日
CD短評
Damenbesuch
ルッツ・ウルブリッヒのソロアルバム。全体に漂う肩の力の抜け具合と、確固たる音楽的構造に彼の音楽歴を感じさせられる。楽器はもちろん、ハスキーなボーカルも好印象。
Easter
近年の中島みゆきの元ネタはパティ・スミスだと言ったら、双方に失礼だろうか? ボーカリストとしての強度みたいなものは、確実にパティ・スミスの勝ち。ボーナストラックは無い方が、アルバムを通して聴いたときの満足度は高いように思える。
Falco 3
Rock Me Amadeusは、もちろん、あの時代の大ヒットなわけだけど、インダストリアルなリズムに絡みつくドイツ語と英語を織り交ぜたラップというのは、かなり特殊な存在。この、ある種の違和感がどうにも癖になる。
Bach: Matthew Passion [SACD]
私がよく聴くトン・コープマンのものに比べると、小編成という気がするが、小編成ゆえの親身さがある。女性、男性歌手ともに、これみよがしな技巧にはしっていないのも好印象。そして、録音は恐ろしく優秀。
Handel: Messiah (Dublin Version, 1742) [Hybrid SACD]
アナログ盤も発売されているが、うちで奏でられる自信がなかったので、こちらを購入。これも優秀な録音。煌びやかではないが、美しく、親しさがある。愛聴しうるし、SACDのリファレンス的なものにもなりえる。
Officium Defunctorum (Office Of The Dead)
上記、二つのCDを購入した際にオマケでいただいたのだが、これも恐ろしく録音が優秀。声がジャケットに使われたボッシュの絵のとおりの世界を描く。「楽器としての声」を思い知らされる1枚。
ララバイズ・トゥ・ヴァイオレイン:1982-1990 VOL.1
ララバイズ・トゥ・ヴァイオレイン:1993-1996 VOL.2
どちらもベスト版というよりも、ファンのためのアイテムと思える。コクトーツインズを始めて聴く人向けとは言えない。彼らの世界観みたいなものを味わうには、やはり、まずは通常のアルバムを購入すべきだろう。何を買えばよいかという質問に答えられるほど詳しくないので、こちらのサイトを参照ほしい。
Leichenschrei
研究室で作られた極めて純度の高い死臭。しかし、その後、この臭いはいたるところで、その模造品が使用され、今では半ばありふれたものとなっている。もちろん、この純度の高さの意味が消え去ったわけではないが。
投稿者 黒川鍵司 : 2008年6月 9日 21:06
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