2008年8月23日
戯言
- 美という認識は、場所、文化、個人の体験の中で時間経過とともに、いや、刻一刻と、毎秒ごとに変化しているのは言うまでもないことだ。それゆえに、その形状、比喩的なそれは、揺らぐように、いや高熱にうなされるように震えている。つまり、美は常に痙攣している。
- 「万有を知ることが最上の美である」というキルヒャーの著書物の扉絵に描かれた言葉は、彼が天動説の中に生きていたが故に説得力を持つ言葉だったのだろう。しかし、それが斥けられた現代で、天動説に信を置いたとして、生活上、何かしら障害があるかと考えてみると、ほとんどないと答えざるを得ないことに驚かされもする。
- 私が苛立つ文章というもののは、テンポ悪く、陳腐な言葉で事実を並べ立て、何ら客観性を持たず、自己批判もないままに、手垢のついた感想を最後に書くというタイプのものだと気がついた。
投稿者 黒川鍵司 : 2008年8月23日 23:40
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