2010年7月11日
今日のことば
ジョルジュ・バタイユは1867年の生まれだから、1901年生まれのミシェル・レリスより4歳年長である。バタイユはフランス中部のオーヴェルニュ地方ピヨン出身で、その風貌挙措にも文体にも、農民気質というべきものをとどめていたのに対し、レリスは、パリ近郊ヌイイのブルジョア家庭を出自とし、典型的な都会人である。二人は、その思想の核の部分では、共通の関心によって深く結ばれながら、バタイユが土くさい剛直さを生きたのに対し、レリスは、おどろくべき執拗さを秘めながら、あくまで繊細で、柔の姿を見せ、性格はむしろ対照的といっていい。岡谷公二「バタイユとレリス」(「現代思想 vol.10-2『特集=バタイユ』収録」)(青土社)176ページ
投稿者 黒川鍵司 : 2010年7月11日 20:55
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