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2010年10月17日
戯言
- 明らかなやらせや、曲解を含んだ見世物的ドキュメンタリーを指す「モンド映画」というジャンルがある。リンク先にあるように語源は「世界残酷物語」の原題「MONDO CANE」だ。このタイトルを直訳すれば「犬の世界」ということになる。つまり、モンドは、世間とか世界という意味だ。いや、関係ない。関係ないはずだ。
- いつまでたっても「帰属」というやつは苦手だ。
- アンネリーゼ・ミシェルの事象は、「分裂病の少女の手記
」のルネのそれと構造的に一致しているように思える。アンネリーゼにとっての「悪魔」は、ルネにとっての「組織」。自らを殴ったり、冷たい床に寝るといった自傷行為はまったく一致しているし、他者の罪悪ゆえに自分を罰するという点も似ている。それをもって、アンネリーゼが統合失調症であったとは言い切れないし(ルネが統合失調といえるのかどうかも議論がある)、仮にセシュエーのような精神分析家があの時期のドイツにいて、彼女にかかわったとしても、あのような最後を迎えずにすんだという確証はない。しかし、おそらく、この二人の人生に訪れた差異は、本人たちに起因するものではなく、彼女たちの物語を周囲の他者がどのように解釈したのかに寄っている。
投稿者 黒川鍵司 : 2010年10月17日 10:03
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