CDプレイヤー: TRIGON TR-CD1
アナログプレイヤー: GUBERCUBE-T CM-01
プリアンプ: AUDIA FLIGHT PRE mk2
パワーアンプ: AirTight ATM-1
スピーカー:Pioneer S-3EX
お部屋の広さは12畳以上の和室ですが、そこかしこにデザインコンシャスなものが置かれていて、それでいて調和しているという7さんのセンスの良さがうかがえるお部屋となっています。このようなお部屋だとS-3EXのような大きなスピーカーでも違和感がないなぁと感じました。また、スピーカー後方を、壁から1m以上離してらっしゃいます。これはうらやましい限り。ルームチューニング、ケーブル類の取り回しにも気を使っておられますが、やはり美観を損ねないという部分が大きくあるように思えました。
早速、お勧めの音楽を聴かせていただくと、背面の空間が生きてスピーカー後方にぐっと音像が広がります。そして第一印象としては、同軸ユニットを使用したスピーカーの割には、トールボーイというよりも、フロア型の大型スピーカーのような鳴り方、響き方があるなぁというものでした。カチッとした定位というよりも、がっちりとした音の存在感を感じさせるという具合です。
その後、持参したCDやアナログディスクをかけていただいたのですが、聴き進めるうちに不思議なことがわかってきました。7さんのシステムはかける曲で、表情がガラリと変わってしまうのです。ぴたりとはまるアルバムがかかると、まさに歌ってくれているように感じられるのですが、別のアルバムをかけると、まるでシステム全体がそっぽを向いてしまったかのように淡々とした演奏になってしまいます。
例えば、お聴かせいただいたcombopianoのGrowing Up Absurdでは、男性ボーカルがこちらに向かって語りかけているように感じられ、個々の演奏も伸びやかに展開しました。それならば、同じ傾向をもつ男性ボーカルであればと思いミック・カーンのアルバム(ボーカルはデヴィッド・シルヴィアン)をかけてみると、なにか数枚の窓ガラスの向こうで演奏されているような余所余所しいものになってしまいました。その他のアルバムでも試してみましたが、同じ傾向をもっていると思える音楽でも、まったく違う表情になります。
数枚聴いてみてやっと気がついたのですが、アルバムごとの録音の状態が非常に色濃く出るのです。いわゆるクリアな、もしくは陰影の濃い録音のものは生き生きと再生され、かつ説得力をもちます。そうでない録音だと、非常に淡々とするです。これは不思議です。7さんの個性がはっきりとシステムに表現されているのだとおもうのですが、それぞれの機器にそのような個性があるようには思えません。しいて言えば、スピーカーボードであるERAUDIOのスペース・ハーモナイザーの存在が大きいのかもしれませんが、それにしてもここまでの個性を生み出せるようには思えません。やはり、最大の要因は所有者の個性なのでしょう。
その傾向にくらべると些細なことになってしまうかもしれませんが、私自身の経験としてS-3EXは中途半端に制動力のあるアンプを使用すると、ウーハーの音が浮いて聴こえる傾向があるように思えるのですが、7さんのシステムではそのようなことはありません。おそらくパワーアンプが真空管であるおかげで駆動が滑らかなのでしょう。中〜高域の伸びのよさはスピーカーの同軸ユニットのできの良さと、プリアンプの特質かなぁとおもいます。ここらへんはうまくバランスをとってらしゃっるなぁと思わされました。
そして、これらの特徴も、7さんの個性、その好みの方向に収斂していきます。その結果、バンドネオンやチェロはまったくもって艶やかに響き渡ります。ただ、それらがぐっと力を得た瞬間、床が大きく振動していることが多少、気になります。ここらへんはまだ過渡期のシステムであることを表しているのかもしれません。
今まで聴かせていただいたシステムの中で、もっともユニーク、個性的なシステムだと思います。その個性はもちろん、7さんがお聴きになる音楽に特化しているということなのだと思います。普通それだけだと、他者からは好みに合わない特殊な音となりかねませんが、7さんにおかけいただいた曲での調和感は、このシステムにとっては部外者の私にとっても好ましいものでした。ここらへんのバランスと個性が同居しうるのだということを教えてくれるシステムだ言えるでしょう。
7さん、ご試聴させていただき、本当にありがとうございました。個性とバランス、これをさらに考えて、自分のシステムに生かしたいと思います。
7さん、ありがとうございました。
]]>たどり着いたのですが、本当にここでいいのかなぁと悩む雰囲気。意を決して、中にはいり、スリッパに履き替えて階段を登っていくと、まるで、どなたかのお宅に訪問したような感覚を漂わせた空間がありました。
このような空間に松岡さんの作品は似合わないのではと、一瞬思ったのですが、意外と溶け込んでいてびっくり。また、今までの作品とは違った方向性の作品が生まれていたのも興味深いところでした。元々、ビアズレーを思わせる人物画が多い方なのですが、ジャクソン・ポロックを連想させる抽象画にも挑戦されて、なのにビアズレーもジャクソン・ボロックの直接的影響を受けておらず、技法などについてもほぼ独学というのが、いつもながら驚かされます。また、非常に個性的な額に合わせてかかれたという作品群があり、確かにその額を彼女の世界観に取り込んだものとなっておりました。今後の展開が楽しみです。
そして、松岡さんご本人、この会場のオーナーである木戸さんと、お茶を飲みつつ、作品に囲まれつつ、しばし歓談させていただきました。ああ、こういう時間があるから私は生きていられるのだなぁと実感したりして。
松岡佐智子個展「思考と絵画」はギルド・アートスペース「游」にて、10月18日まで開催されています。会場にたどり着くまでの道順も楽しみつつ、訪れていただければと思います。
「游」さんを後にして、駅に向かう途中、ふと、以前雑誌に紹介されていたお店に行ってみようと思いつきました。そうしてたどり着いたのが音楽カフェ Blossomさん。タンドリーチキンをつまみつつ、ビールを頂き、聴かせていただいた音楽は、まさに軽やか。こう書くと軽佻浮薄と思われてしまうかもしれませんが、それとは正反対と言ってもいい落ち着きがあります。それでいて低域が軽やかなので、高域も丸まっているわけではないのに突き刺さることがありません。これだったら何時間でも聴いていられそうです。
つい悪い癖で機材についてオーナーさんに質問すると、笑顔で詳細なご説明をいただきました(こちらにも説明があります)。趣味の話題というのは、年齢差を軽々と越えてしまうから楽しいですね。
というわけで、ほろ酔い気分で帰宅。よい休日でした。
まずはシステム構成です。
ユニバーサルプレーヤ: ESOTERIC DV-50S
プリアンプ:Mark Levinson ML-12A
パワーアンプ: Threshold STASIS-2
スーパーツィーター:ムラタ ES105
スピーカー:Celestion SL700
サブウーハーCelestion SYSTEM6000
また、電源系の機器として、アイソレーション電源であるハルモニア IPS-100、Assistance Design AIT-2000Rをご使用されており、構成としてはかなり複雑(詳細はさもえどさんが作成された構成図をご覧ください)で、特にスピーカー周りについては、サブウーハーとスーパーツィーターの追加によって、ブックシェルフというよりは、中サイズのフロア型に近いシルエットとなっています。
さて、試聴です。リスニング位置は小上がりになっています。そこに椅子に座るようにして、システムに向かわせていただくと、テレビ、ソフトなどをおさめた中央の少し濃いめの色のラック、意外と内側に向けられたスピーカー群という位置関係が、あのJBLのパラゴン、メトロゴンを思い出させました。「家庭」に馴染むオーディオの姿はこのようになるのかもしれないなぁと思わせられました。
音楽を聴いてみると、やはり、パラゴンなどと同様に音が拡散する傾向を感じました。しかし、定位感が全く失われるということはなく、曖昧ではなく、かつ厳密すぎず、嫌みなく聴きやすいものとなっています。音色そのものにも優しさがあり、使用されているアンプの外観の無骨さから受けるパワーで押し切るような鳴り方ではありません。また、同様に無骨に感じるサブウーハーも低域をゴリ押しするような音は出さず、広がりを作り出す低音となっています。
このウーハーについては疑問がありました。SL-700とのクロスオーバーが20Hzと恐ろしく低いのです。なので、試しに切っていただくと、音の実在感、広がりが消えてしまいます。恐らく、20Hzとはなっていますが、それほど鋭くカットされている訳ではなく、かなり上まで伸びているのではないか思います。そういったことも含めて、このウーハーを使いこなすのは、かなり難しいのではないかと感じました。
そのようなウーハーが別にあっても、SL-700の密閉型として性格はところどころに聴き取れます。一番わかりやすいのは、ジャズのベースラインが容易に追えることでしょう。これをバスレフ、特にリアバスレフ型のスピ−カーだと難しくなります。
前述のとおり、スピーカーの間には大型のラックがあり、その上、液晶テレビまでおさめられています。このような配置だと、奥行きがなくなるのが普通なのですが、さもえどさんのシステムでは、そのようなことが起きていませんでした。もしかして、ラック後ろになにかされてらっしゃるのでは? と質問させていただくと、吸音材を貼ってらっしゃるとのことでした。この見えない部分への気配りは確実に効果を上げていると感じました。また、再生される音楽によっては、音が聴き手の背中側に回り込むような感覚を受けました。これは、リスニングポイント上部に吹き抜けの空間があるからかもしれません。このような環境のおかげだと思うのですが、ホールトーンの表現は巧みで、高域の消え行く感覚も美しく、古楽器もよいし、全体のスケール感も適切です。美音と言える再生だと思います。
しかし、この美音が甘みに達し切らない部分を感じもします。音程の真ん中より幾分上のあたりに、なにか曇りのようなものが感じられるのです。特にそれが顕著なのがサックスやシンバルの音で、鮮鋭さが足りなく感じられ、音が丸みを帯びてしまいます。スクウェアなイメージの打ち込み曲も丸くなりがちです。これが良い方向に作用したときには、体温のある音となる訳で、この曇りを除くべきか、残すべきかはかなり悩ましい所かと思います。
などと小難しいことを延々と書いてきましたが、一言で表現しろといわれるならば「家庭的な愛情と良心を感じる音」です。こういう音を聴きながら育ったら、僕なんかとは違って、正義感の強い、素直な子になるんじゃないかなぁと思ったりしました。
でも、そんなことよりなによりも、私のシステムでは単なるスレンダーになってしまうダイアナ・クラールやノラ・ジョーンズが、それぞれに適切なグラマラスさを備えるのがうらやましゅうございました。また、試聴途中でふらりと飼い猫さんがいらしたこともうらやましかったです。猫とオーディオの両立。いつかは目指したいと思いました。
試聴の後は、大阪にてオフ会を開催していただきました。いろいろな方にお会いできて嬉しかったのですが、当方、緊張していて飲み過ぎてしまい、一次会にて失礼させていただきました。せっかくお会いできたのに、満足にコミュニケートできず、申し訳ありませんでした。
オフ会に参加された方々、そしてさもえどさん本当にありがとうございました。次回、また機会があればよろしくお願いいたします。
]]>Q.Total volume of music files on my computer (コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量)
A.50.8GB(5314曲)
Q.Song playing right now (今聞いている曲)
A.The Mission/Wishing Well(アナログ45回転)。
Q.The last CD I bought(最後に買った CD)
A.Lutz Ulbrich/LUUL FEATURING NICO、GURU GURU/IN THE GURU LOUNGE
Q.Five songs(tunes) I listen to a lot, or that mean a lot to me (よく聞く、または特別な思い入れのある 5 曲)
A.曲じゃなくてアルバムにさせてください。
・Manuel Göttsching/E2-E4
・Il Balletto di Bronzo/YS
・伊福部昭/伊福部昭 米寿記念演奏会
・Mick Karn/Dreams of Reason Produce Monsters
・Herbert/Scale
あんまり変化ないですね(笑)。うぐぅ〜Pさん、これでよろしかったでしょうか。
]]>French composer Hector Zazou dies
坂本龍一やジョン・ケイル、デヴィッド・シルヴィアン、ビョーク、加藤登紀子といったとアーティストを自由な発想の元に組み合わせた数々の曲は、彼ならではのものでした。
ご冥福をお祈りいたします。
当選者はSHIDAさんです。
おめでとうございます。お手数ですが、メールにて、ご希望の引渡し方法などをご連絡ください。当方のメアドはkurokawa_kenjiあっとまーくhotmail.comです。ご連絡お待ちしております。